Q&A

Q:既存不適格ってなんですか?

購入しようと思った不動産の概要書を見ていると既存不適格という用語が載っていました。これはなんですか?

A:

既存不適格とは、建築時には適法に建てられた建物でしたが、その後法令の改正や都市計画変更などによって現在の法令に対して不適格な部分が生じた建物のことをいいます。当初から法令に違反して建築された違法建築とは違います。建築基準法は原則として着工時の法令に適合することを要求しているので、着工後に法令の改正など、新たな規制ができた際に生じます。そのまま使用していてもただちに違法というわけではないので、改修などは求められないと思いますが、増築や建替えなどを行う際には、現在の法令に適合するよう建築しなければなりません。

カテゴリー
建物

2012年8月28日